はるかな尾瀬、という曲があるらしい。子供の頃に"かってに改蔵"という漫画で「誰もが憧れ、しかしどこにあるかはいまいちよく知らない、あの『はるかな尾瀬』!!」というようなセリフを見てからは尾瀬と聞くと(はるかな尾瀬…)と思い、(確かにどこにあるのかよくわからない…)と思っていた。
その尾瀬に行ってきた。とうとうどこに尾瀬があるのかわかってしまった。大体群馬みたいです。
教えてもらったこと
・田代は湿原のこと、田んぼに似ているから田代
・湿原はどんどん成長している。8000年で3〜4m伸びた結果が今
・8000年前燧ヶ岳が噴火して吹っ飛んだ土で水の流れが先止まって尾瀬沼が生まれてその水が溢れて沼尻川が出来てその水が尾瀬ヶ原に注がれて三条の滝から溢れている。
・湿原の表面には指紋状パターンと呼ばれる凹凸にがある。凹部と凸部で植生が違う。凸部をケルミ、凹部をシュレンケという。なんでこうなるのかは不明
・ケイヅル山の上の岩はヌー岩という名前
・ブナは攻撃成分を出しているので周囲に木が生えない。ブナ同士でも影響があるが、同じ遺伝子を持つブナには効果がないため隣同士並んでいるブナを見つけたらそれは兄弟
・木にはフィトンチッドという虫除け的な成分を出しているものがある。森林浴は「フィトンチッドを嗅ぐこと」と定義される
・オオシラビソの葉っぱを千切ると柑橘みたいないい匂いがする。シラビソも匂いはするが弱い。オオシラビソとシラビソの見分けかたは枝を隠すように生える葉の有無
・尾瀬は日本の環境保全の先駆け。尾瀬保存期成同盟が今の日本自然保護協会の前身
・尾瀬の環境保全に尽力した平野長蔵さんは燧ヶ岳を崇拝する宗教者であり、村八分を受けていた
多い、多いな
めちゃくちゃ晴れてて凄いよかった
1日目10km、2日目20km。行けた、よかった